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FX 通貨について

 

アメリカドル円


世界経済の中心アメリカドルと、わが国日本の円。
この組み合わせが、日本国内におけるFXの中心である事は、疑う余地はありません。
FX用語として、このアメリカドル円というものは問題なく成立します。
というのも、非常に良く使われる言葉だからです。
FXで扱われる事が多い以上、それはFX用語と言えます。
アメリカドル円、あるいは米ドル円というのは、立派なFX用語です。

そんなアメリカドル円に、2008年は非常に大きな動きがあった事は、たとえFXを良く知らないという方でも、大体想像が付くのではないでしょうか。
そうです。
あのリーマンショックです。
アメリカで2番目の規模を誇っていた証券会社のリーマン・ブラザーズが経営破たんしたことで、アメリカの経済は混乱に陥りました。
その痕跡は、アメリカドル円の推移に如実に出ています。

アメリカドル円は、2007年から2008年3月まで、ずっと右肩下がりでした。
アメリカの経済が不調である事は度々ニュースで取り上げられており、次期大統領候補同士の決戦も、その話題をメインにして取り上げていたように思えます。
アメリカの経済の回復は、世界全体が注目している事項でした。

そんな中、アメリカドル円は4月以降、上昇トレンドに移行します。
下げ止まったという表現が妥当でしょう。
また、平成のオイルショックともいうべき状況も、アメリカドルを買う動きを活発化させた要因かもしれません。

しかし、9月。
リーマンショックにより、一時110円まで上がったアメリカドルは、一時期90円を割り込もうかというところまで下落します。
それほどまでにリーマンショックは大きな影響を与えたということです。
2008年末現在、ずっと90円台で推移していますが、これが再び上昇するのにはもう少し時間がかかるかもしれません。
ただ、オバマ氏が大統領となった事で、それに対しての期待感がもしかしたら上昇を呼び込むかもしれませんね。

ニュージーランドドル円


FX用語として、ニュージーランドドル円も是非その内容を把握すべき組み合わせです。
意味自体は、FX用語としてはとてもシンプルです。
単純に、ニュージーランドドルと円の組み合わせというだけですし、FXにおいては基本の一つと言えます。
FX用語に連ねるくらい、メジャーな組み合わせなのです。

問題は、この組み合わせ、つまりニュージーランドドルが現在どういった推移をたどっており、将来どうなるかという点ですね。
2008年、リーマンショックによってアメリカだけでなく全世界の金融が揺れました。
それこそ、世界的な大地震だったと言えるくらいです。

実はこのニュージーランドドル、高金利の通過として知られているのと同じように、世界的なニュースの影響を受けやすい通貨としても知られています。
ですので、世界的なニュースであるリーマンショックの影響を受けやすいのでは、という懸念がなされていました。

ではそれが本当かどうか、2008年のニュージーランドドル円の推移を見てみましょう。
年があけて直ぐ、この通貨は88円まで伸ばしています。
その後は落ち着きを見せ、7月末まで80円前後で推移しています。
そこからやや値を落としますが、9月になるとまた上昇に傾きます。
そして、9月15日、正式にリーマン・ブラザーズの破綻が決定してからは、すさまじい勢いで落ちています。
やはり、リーマンショックの影響は大きかったようですね。

ただ、影響を受けやすいという事は、好景気に傾いた時に最も跳ね上がりやすい通貨ともいえます。
下がりきった今が買い時かもしれません。

オーストラリアドル円


ニュージーランドドル円同様、このオーストラリアドル円の組み合わせも、非常にメジャーなFX用語と言えます。
普通FX用語というと、こういったものは含まれないのですが、あまりに有名な組み合わせに関しては、FX用語として扱われているようです。
当然オーストラリアドルと円の組み合わせという意味です。
豪ドル円とも表記されます。

オーストラリアドルは、ニュージーランドドル程ではないにしても、高金利な通貨として知られています。
そして同様に、ニュージーランドドルに大きな影響を与える通貨でもあります。
また、資源の市場にも非常に大きな影響を受ける通貨です。
では、実際にオーストラリアドル円がどのような推移を2008年にたどったのか見てみましょう。

年初めはしばらく上昇し、3月になると下降していきます。
しかしその後上昇に転じ、7月下旬まではずっと右肩上がりの推移です。
非常に好調な推移である事をうかがわせます。
ですが、7月末に一転、あっという間に急落してしまいます。
これは、原油下落の影響と、オーストラリア自体の景気後退観測が発表された為です。
資源の影響を受けたところに自国の景気が悪い、というアナウンスがされたわけですから、急落は致し方なしといったところです。
なお、この影響でニュージーランドドルも同時期に急落しています。
この二つの国の連動性が良く現れている推移と言えるでしょう。

そして、問題のリーマンショック。
非常に大きな影響を受けたようで、9月15日の破綻が決定後、一気に下降トレンドが加速します。
一時は100円を超えていたのですが、2008年末には50円台まで落ちてしまい、60円前後を推移しています。
今後この水準で上下していくのか、再び回復するのかは、国内の景気に大きく左右されるでしょう。
 

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